小さい頃の息子は、何処へ行っても洋服の端っこを掴んで、母親の私の陰に隠れている子供でした。
人見知りというのをはるかに超えた感じで、勝手に走って行ってしまって後を必死で追いかけた事も無ければ、目を離したすきに・・・なんて言うことも一切ない本当に手の掛からない「お利口さん」の一言で片付くようなタイプの子供でした。
まぁ、大きくなってくるとそれなりに自我も出てきますから、こちらの言うことを素直に聞かなくはなりますよね。
確か、小学校3年生ぐらいの時だったと思います。
「クソババア」と言われて、初めて息子を足蹴にしたことだけは忘れません。それも泣きながら後ずさりする息子を部屋の隅に追い詰めてまで。
今なら虐待だと大騒ぎされていたことでしょうね。
何が原因だったのかはすっかり忘れてしまいましたが、目の前で泣き叫ぶ息子の姿を鮮明に覚えていますし、その時自分の感情が全く「無」だったことも。今思いだしてもその時の自分は尋常じゃなかっと思います。子育てで我を忘れるということの恐ろしさを身を持って知りました。
大きくなってから息子にこの事を尋ねると、怒ったら怖いということはよく分かったと笑いながら言われたのが救いと言えば救いです。